
夜空の景色が閉じ込められているガラス玉。
下の方に隠されているネジを回すと、美しいメロディーが流れる。
生命の母が生きている者のために作ったオルゴール。
あまりにも魅惑的なメロディーのせいで、昔の人はオルゴールを手に入れようと争っていた。
古びた羅針盤。壊れた磁針はおかしな方向を示す。
磁針の動きは規則的であるが、北ではない場所を指しているように見える。
宇宙をさまよう守護者のための羅針盤。
どこにいても羅針盤はいつも月を指しており、月ウサギが道に迷うことはない。
黒い魔力が込められた香炉。
見つめていると心の奥深くにあった不安に襲われるようだ。
闇に染まり倒れていく中でも妹のことを考えていたヤギの頭を持つ王の心が込められている。
香炉は月の守護者に、闇に飲み込まれない方法を教えてくれる。
青い液体の入ったガラス瓶。
ガラス瓶に触れると、全身が温かくなる。
秘密の力が元気を与えてくれるようだ。
かつて生命の母と呼ばれた女王の涙が入っている。
たった一滴で死者さえも復活させることができるという。
ブローチ。マントを留めるために使う。
少し雑だが、一つ一つを刻み込んだ者の心が感じられる。
込められた力は予想もつかないほどに強大である。
太初の守護者が自分を憶えてもらうためにフィブラを作った。
彼女の意志と力がフィブラに込められ、それを受け継ぐ守護者の背中を押してくれる。
月の女神の姿を模した女神像。
古いものだが傷一つない。
尋常ではない力が女神像を守っている。
女神の祝福を受けて誕生した彫刻像。
守護者だけでなく、女神を崇拝する者もかつて月に住んでいたという証拠である。
古風な装飾の角笛。
思いっきり息を吹き込むと雄大な音とともに全身が活力でみなぎる。
疲れ知らずの古代獣の角で作られた。
邪悪な者の耳には笛の音が獣の咆哮に聞こえるという。
古びた本の背表紙。表紙もボロボロである。
もう人々から忘れ去られた古代の月の言語で書かれている。
歴代の守護者が数百回と繰り返して読み書きした守護者としての指針書。
内容はほとんど分からないが、心を込めて書いた文章を見ると、敬虔な気持ちになる。
白い虎の彫刻像が牙をむき出している。
瞳を見つめていると背筋がゾッとする。
相手の心の中を覗いているようである。
かつて月に住んでいた者を守るために月の女神が建てた守護神、白虎の彫刻像。
白虎の牙を折って作った彫刻像は、対峙する敵に恐怖を与えるという。
燃え盛る羽根の扇子。
あおぐたびに火の粉が散る。空気が燃える音が聞こえる。
天王星の昔の守護者がケガをした朱雀を助け、朱雀がお礼に羽根を渡した。
羽根を織って作った扇子の風は、深い闇をも灰にしてしまう。
華麗な砂時計。
砂の代わりに流れる輝く粉は宙を舞い、何かを描く。
月の女神が夜を少しでも遅らせるため、たくさんの星を閉じこめて作った宇宙時計。
静かに流れる輝く粉は集まって星座を作っている。
闇のオーラをまとう星の形の結晶。
深い闇を光の力が押しやり、相反した2つの力がうずまいている。
ベテランの守護者のみがその力を扱うことができる。
月を愛した存在が遺した星の形の結晶。
その存在は夜の魔力によって変質させられる直前に、自分の持つ力を結晶に凝縮させた。
月の守護者に届くように…
正反対の2つのオーラが込められた宝石の欠片。
強力な2つの力が絶妙なバランスを保っている。
むやみに触ると爆発しそうである。
調和を求めていた古代の神から生まれた宝石の欠片。
過去の守護者はこの結晶を見て、正反対の力をバランスよく扱う方法を学んだ。
華やかな装飾の秤。
温かさを感じられつつも、ただならぬオーラがこめられている。
自身が恥ずべき行動をしたとき、秤が激しく揺れる。
金星の神獣が小さな妖狐族の子どものために遺した秤。
背負う者の信念と、心の中の不安を秤にかける。
小さな妖狐族の子どもは、秤を見ながらいつでも堂々としていられるように努力している。
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